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1人用シナリオ
A~
作者:あかうさ

日本と呼ばれる島国の、とある中学校に、一人の教師がいました。
彼の受け持つ3年K組は問題を抱えた生徒ばかり。
でも彼は一人一人に誠実に、体当たりで接していこうと決意をし……たところで、志半ばにして突然の事故で命を落としてしまいます。
そこへ通りがかったのは一匹のケダモノ。
彼の未練に興味をもったケダモノは、その肉体と魂と引き換えに、彼の願いを叶えてあげることにしました。
彼の願い…それは「担任しているクラスの生徒全員で卒業式を迎えること」。
そしてケダモノは彼の身代わりとして、教壇に立つことになります。
あ~
作者:深海古書店

ケダモノの住処に、ぞろぞろと人間がやってきました。
その中の一人が恭しく前に出て、手に持った棒のようなものをシャラシャラと振り、祝詞を唱えます。
ケダモノにとって人間の祝詞など意味がありません。
しかし、一心不乱に祈る様に興味を惹かれ、ケダモノは人間たちが何をするのか見物することにしました。
儀式っぽい行為を長々と続け、ケダモノが飽きてきたころ、人間にとっては大きな、
ケダモノにとってはそれほど大きくはない、煌びやかな箱が住処の前に出されます。
そして驚くことに、箱の中からはこの世のものとは思えないほどに美しい娘が現れたのでした。
ケダモノと、少女の目がぱちりと合います。
氷のように美しい娘に、ケダモノは・・・・
作者:群青 海

昔々あるところに、
森におつかいにいくよう頼まれて、
お菓子とワインを籠に入れて、
てくてくてくてくと闇の森の中へ入った子どもがいました。
赤いずきんを被っていたので、
『赤ずきん』と呼ばれていますー。
作者:熊

昔々、人間が魔物に脅かされながらも、剣と魔法のちからで生き延びていた頃……
王国軍だって歯牙にもかけない力を持っていた……
はずのケダモノは、たった一人の人間に追い詰められてしまいます。
それもそのはず、彼はどうやら人間たちの間では「エイユウ」と呼ばれる、とてもとても強い存在だったらしいのです。
ケダモノに剣を突きつけた「エイユウ」はしかし、ケダモノに笑顔を向けました。
”自分は王の命令で、魔物の王を殺さなければならない。
今ここでお前の命を取らない代わりに、自分の手足となれ”
ケダモノはその言葉に渋々うなずきました。なに、今は命さえ助かればいいのです。
「エイユウ」と言えど所詮は人間。
これから殺すチャンスなんて、いくらでもあるのですから。
か~
作者:みきえる

ケダモノが訪れた街アリエオール、人間としてくぐろうとしたその街の門で、
ケダモノは正体を見抜かれてしまいます。
理由を聞いてみれば、どうやらこの街では
ケダモノ絡みの騒ぎが起きているのだとか。
ケダモノは、この街に蔓延る麻薬に纏わる陰謀の真実に迫ります。
作者:みきえる

はるか未来、魔力が再発見された科学世紀、人類が神の座に迫ろうとしている世界……
ある日、闇の森に謎の裂け目を発見したケダモノ。
好奇心から近づいてみると裂け目に呑まれ、気が付けばそこは未来世界。
目の前にいる白衣の子供は実験成功だ!などと喜んでいますが、こんなところに長居すれば魔力が尽きてしまいます。
何とかして帰りましょう。
作者:京と不可思議

ケダモノが日本という国の、浅草を歩いていたときのこと。
一人の女学生が悪漢に拐かされるところに出くわしました。
ケダモノは女学生を助け、その腕を見込まれて護衛を頼まれます。
助けた女学生は名を千代子といい、来年には華族の御曹司との結婚が決まっているそうなのです。
ケダモノは千代子の嫁ぐ日まで、千代子の護衛を務めることになりました。
作者:ふあい

むかしむかし、長く続いてきた戦乱の世に終わりを告げ、
国民は武器から農具へ持ち替え開墾に勤しんでいた頃・・・
空腹でチカラが弱まったケダモノが、住処のある“闇の森”の外へフラフラと食事に出かけると、
ひとけのない旧街道でケダモノは美味しそうな匂いに気が付くところから物語が始まります。
作者:池梟リョーマ

“闇の森”にあるケダモノの住処に、人間の国の騎士たちがやってきました。
騎士団長ブリジットは、ケダモノに第二王子シャルルを救う旅に同 行してほしいと願います。
彼は仲間とともに地下迷宮“饗応の試練場”の探索行に出て、もう 一月も帰らないというのです。
ブリジットたちはかの迷宮に潜り、シャルル王子を見つけ、連れ帰 らなくてはなりません。
しかし騎士団の力だけでは、魑魅魍魎の巣食う迷宮深部の攻略は至難でしょう。
ケダモノは願いを聞き届け、共に迷宮へと挑むことにしました。
しかし……迷宮の奥底でケダモノは、おぞましい試練に直面します。
作者:みきえる

とある新月の夜、そんなにファンタジックでもない感じの森林で……
ある森林地帯にキャンプにやってきた9人の大学生たち。
しかし、その森には恐ろしい殺人鬼が住んでいた!
ついでに、偶然つながった闇の森からラハブもやってきていた!!
大学生たちの明日はどっちだ!
作者:鈴掛

現代日本でありながら、ギャグと不条理に支配された街、赤塚区。
その片隅には、ケダモノの棲む"闇の森"へ繋がる入り口がありました。
ある時ケダモノは、"闇の森"の中で、傷つき全身に包帯を巻いた姿の青年を見つけます。
「松野カラ松」と名乗るその青年に、何故こんなところにいるのか尋ねると、「家に帰れない」のだと答えました。
道に迷ってしまったのでしょうか?
しかし、ここは決して、「うっかり」で迷い込めるような場所ではないのです……。
興味を惹かれたケダモノは、彼を家まで送り届けることにしました。
作者:たこすけ

むかしむかしの中国に九尾の狐のケダモノ「白面の者」がおりました。
ケダモノもヒトも国も滅ぼし食らうのでみんな涙を流して悲しみました。
ある日ケダモノを殺す強い意志を持つ一本の槍が生まれました。
槍は白面のものを追います。白面の者は日本まで逃げました。槍も日本まで追いました。
日本で白面の者は槍とヒトとケダモノにとりかこまれ、強固に封印されました。
また、槍もヒトの手によって封印されました。長い月日が流れ、両者は再び戦うことになるのです。
ケダモノが封印されている、とあるお寺の蔵の中。そこでケダモノは少年と出会うのです。
作者:深海古書店

ねえ、知ってる?どこかの山の頂上に、こことは別の世界につながる場所があるんだって。
別の世界には、恐ろしいケダモノがいるんだって。
恐ろしいケダモノはね、命を奪う代わりに、願いを1つ叶えてくれるんだって。
そんな都市伝説が学生の間でまことしやかにささやかれていた頃・・・・
闇の森で過ごしているケダモノの耳に、不思議な声が届きます。
「お願い・・・・わたしを食べてもいいから・・・・どうか・・・・」
聞き取りづらいですが、確かに人間の声がします。
強い意志を持った、おいしそうな魂であるとケダモノは気づくでしょう。
声のする方へと、ケダモノは向かいます。
そこは人間の世界。
小さな山の頂上の、立派な一本の老木の下に、声の主はいました。
「私はアスカ。お願い、わたしを食べてもいいから、どうか”あれ”を殺してください」
さ~
作者:池梟リョーマ

ケダモノが住処のある“闇の森”から散策にでたときのこと。
廃墟となった聖堂で、ケダモノは少年パウロと出会いました。
絵描きに憧れるパウロは、この聖堂の名高い天井画、 リュミエールの『天空の世界』を見に来たのです。
天井は先日の空襲で焼け落ちてしまっていました。 少年は意気消沈。
けれどケダモノには失われたものの在り処に心あたりがありました。
人喰いのケダモノが、いったいどういう風の吹き回しなのでしょう?
ケダモノはパウロをそこまで連れて行くことにしたのです。
た~
作者:熊

いつかどこかの、霧深い闇の森の中──
ケダモノは何度も夢を見ていました。夢にはいつも同じ人間が出てきます。
ケダモノがそうやって夢の中の人間で遊んでいると、ある日暗闇の奥から見知らぬ魂が現れます。
魂は『霧の淵』に行きたいようですが、この森の中で迷っているようです。
『霧の淵』まで導いて、ついでに満足してもらったところでいただく魂は、さぞや美味しいことでしょう。
作者:遥唯祈

人々が山野を切り開き、田畑を耕し年貢を納めて暮らしていた頃……(架空の和風近世)
広い畑を見渡して、とある農夫が言いました。
「ああ、誰かがこの畑を全部耕してくれたら、 俺の一番の宝物をやるのに!」
――ため息まじりのその言葉を聞きつけたのは、 なんとケダモノだったのです。
たやすく畑を耕してやったケダモノのところにやってきた「宝物」は、 宝石でもなく、書物でもなく、
農夫の末の娘でした。 肉は食べ甲斐がなさそうですが、 なかなかに美味しそうな魂の持ち主です。
しかし娘は言うのです。
自分を食べるなら、1ヶ月後の「さとがえり」の後にしてくれ、と――
作者:みちゃ

“闇の森”にあるケダモノの住処からほど近い花畑で少女が一人、辺りをきょろきょろと見回していました。
バスケットを手に少女は、帰り道を見失ってしまっていたのです。
少女はケダモノに道を訊ねます。
盲目の少女は、森の外への案内をケダモノに頼んだのでした。
人より森に詳しいケダモノは、親切心か利己心か、はたまた単なる気まぐれか。
ケダモノは少女の手を取って、森の道へと歩みを進めたのでした。
な~
作者:三月ウーナン

闇の森の入口に白いウサギの着ぐるみを着た男が行き倒れていました。
それを偶然見つけたケダモノは、しかし、その男を食べることは疎か、些細な傷一つ付けることすらできません。
愛らしい白ウサギのそれは、脱ぐことすらできない呪われた着ぐるみだったのです。
やがて起き上がったその男、シルルはケダモノに交渉を持ち掛けます。
「この着ぐるみから解放してくれたら、僕を食べてもいいピョン」と。
は~
作者:双子地球
※体験ルールで作成されたシナリオです

貴方は闇の森の入口近くを徘徊するケダモノ。
人里と近い場所にいる理由は人が好きだからか魂を手に入れやすいからか、はたまた別の思惑があるかもしれません。
人々はケダモノを恐れ近寄ることはめったにありませんでしたが今日は違いました。
質素な服を身にまとった女性が森の入口で声を上げたのです。
それに反応し姿を現したのが貴方です。
疑似餌を出して接触した貴方は「マリ」と名乗る彼女から一体どんな話をされるのでしょうか……
作者:シェンツ

ケダモノは“闇の森”を出て、東京なる都市に紛れ込んでいました。
ある夜の事、ケダモノは路地裏でマキという少女と出会います。
この街には一つの噂が流れていました。
満月の夜に人を攫う“獣”の噂です。
そして、マキは消えた親友が“獣”に攫われたと信じていたのです。
彼女に興味を持ったケダモノは、共に噂の真相を探る事にしました。
作者:遥唯祈

人が剣と魔法を武器に、世界を切り拓いていた頃……
ある時、ケダモノの住む闇の森に、 迷子の人の子がやってきました。
たった5歳の、とても泣き虫の王子さまです。
ひょんなことからその子を助けたケダモノは、 気まぐれか、憐れみか、それとも楽しみや企みのためか、
彼に「3つ」だけ欲しいものを与えてやることにしたのです。
それは、80年近くにおよぶ奇妙な縁となりました。
ケダモノにとっては、まばたきするほどの短い時間。
けれど、人間にとっては――
ま~
や~
ら~
わ~
作者:みきえる

南方の土地、砂漠にほど近い街、ヘディンスタインを訪れたケダモノは、
ある男に依頼を持ち掛けられます。
曰く、砂漠の向こうから引っ越してくるはずの妻子が半年間もやってこないとのこと。
手紙を送ろうにも砂漠を往来するキャラバンはここ半年一切辿り着いていないのだとか。
ケダモノは、砂に沈みゆくものを目撃することになります。