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H卓「スノモノオペラ ~聖国からの帰還者~」
マスター・シナリオ:チャクラ厨

7
シリアス度
※いわゆる笑い所もありますが、基調はシリアスです
舞台
"大航海時代"とも称され、多くの者が交易や航路開拓に勤しんだ時代(近世)
むかしむかし
今は昔、ある所に一つの樽を抱えた船乗りがいました。
ただの樽ではありません。"光の主"の加護あつき聖国より持ち帰った、由緒ある聖遺物だと船乗りは語ります。
樽の中では、人類が楽園を追われた一因である知恵の果実が、聖別されたブドウ酒に浸かっています。かかる形で、人類の原罪の証が時と共に清められているのです
「果実はリンゴだとして、ブドウ酒は時間が経てば酢になる訳で……単なるリンゴのスノモノじゃねえか」
口さのない者はそう指摘しました。船乗りはあくまで、これは聖遺物であると譲りませんでした。
そして船乗りはある晩、樽を抱えたままの船旅で嵐に出くわし、遭難しました。
命をとりとめた船乗りは、ある助力を得て故郷を目指します。
一筋縄の船出とはいきません。超常の存在や妖術師が行く手を阻み、魂に潜む矛盾により行く先にも迷います。
船乗りがいかなる結末を迎えるかは助力する者―——すなわち、契約を交わしたケダモノの働きしだいです。
イントロ予言
ケダモノごとに1つ選んで獲得してください。それぞれ違うものを選ぶことを推奨します。
〈予言:あなたは、ラファエルを故郷までたどり着かせました〉
〈予言:あなたは、ラファエルの故郷へ聖遺物を届けました〉
設定
"闇の森”に住まうケダモノ。傷つき倒れていた船乗りラファエルを助け、故郷まで帰る事に協力する。
登場人物
・「船乗りのラファエル」
海洋国家である”舞国”の貴族の次男坊。船乗りとして伝説に名高き”聖国”より聖遺物を持ち帰り、その功績でもって故郷の航路開拓事業を勇気づけようとしている。
舞国のテルマ王女に、凱旋が叶ったなら添い遂げると誓った。
【タブー:故郷に帰らないよう促す】
〈予言:舞国は衰退しました〉
・「テルマ王女」
舞国の現王の娘。ラファエルと相思相愛で、彼の帰りを日々待っている。
・「ゴンサロ将軍」
舞国の海軍の将軍。航路開拓よりは他国に向けた軍備を優先したい考え。
出自不明ながら将軍にまで出世した。黒い杖を持ち歩くことが多い。(※この人物の詳しい背景はシナリオが進行することで判明する)
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